距離減衰
9月5日23時57分の地震の地震動強さの距離減衰を調べました。
K-NET, KiK-netの地表記録から水平最大加速度・速度を求め、司・翠川(1999)の距 離減衰式(プレート内地震に対する距離減衰式、最大加速度は地表観測、最大速度はVs600m/s相当の地盤)と比較します。上が最大速度、下が最大加速度の図です。経験式は平均値と標準偏差を実線と破線で示しています。経験式は震源距離を断層最短距 離とし、そのデータベースから300kmまでのプロットになっています。 最大速度、加速度は経験式から予想されるものとい えます。ただし震動の特徴としては別記のページ 大阪盆地観測点 , 応答スペクトル分布 にあるように、堆積盆地上で長周期地震 動が卓越しています。
(岩田知孝・浅野公之)
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