地震



  • (0)京都大学宇治キャンパス防災研究所構内記録


    (1)距離減衰
    強震記録の最大水平加速度、水平速度値を既往の距離減衰式と比較しました。 加速度はFukushima and Tanaka(1992)にMJ7.0とし、速度はShi and Midorikawa (1999)にMW6.6としました。震源距離は断層最短距離でなく、九大地震火山観測研究センターの震源位置を使っています。





    速度の方では、記録は地盤条件の補正をしておりませんので、Vs30=300m/s, 600m/sの両方の経験式を掲載しています。


    (2)応答スペクトルの比較
    現在のところ入手できる記録で振幅が大きいK-NET福岡006(天神)を他の内陸地殻内震源域記録と比較しました。ここでは断層直交方向に近い北南成分の5%応答をとりました。 擬似速度応答で1ー2秒がやや大きいです。





    防災科学技術研究所K-NET,KiK-net記録を使わせていただきました.関係諸氏に感謝致 します.


    (岩田知孝,浅野公之)

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