このホームページの最新更新日/2005年6月27日
2005年度「応用地震学A」
開講:4月13日(水)14時より
場所:防災研究所本館5階(D570)
担当:岩田知孝(防災研・地震災害)
単位:(修士学生)応用地震学A(2単位)(出席とレポートによる)

内容:
強震動地震学
この数年、日本国内に限ってみてもいろいろなところで被害地震が発生しています。地震被害は地中の岩盤がずれることによって地震波が発生し、地面の中を伝わって地表が揺れることで建物が被害を受けたり、地盤が被害を受けて生じます。震源からどのような波が出来て、伝わる間にどのように変形していくかを知ることによって揺れを正しく理解することをここでは目指したいと考えています。
具体的には、強震動予測・評価、強震動予測方法、震源の分析とモデル化、地下構造のモデル化、とそれらの内容を知るために必要な基礎的な数学・物理学(復習として)などについての講義を行います。








日程
内容
第1回 4月13日 強震動地震学って?

1質点系の運動(1)
(微分方程式)
第2回 4月20日 1質点系の運動(2)
第3回 4月27日 リニアシステム
第4回 5月11日 ディジタルデータの取扱い
第5回 5月18日 リニアシステム(2)
5月25日 合同大会のため休講
第6回 6月1日 弾性体の運動方程式
第7回 6月8日 弾性体の波動方程式
宿題
6月15日 休講
第8回 6月22日 境界条件
第9回 6月29日 地震波の反射屈折
第10回 7月6日 地震波の反射屈折2
第11回 7月13日 表面波(Rayleigh波の条件)
7月20日 休講
第12回 7月27日 まとめ

この講義の参考書を以下にあげます。当研究室にありますので、御覧になりたい方は岩田まで御一報ください。


地盤震動 現象と理論
地盤震動小委員会
日本建築学会
4-8189-0558-5
5000+税


地震動 その合成と波形処理
理論地震動研究会・編著
鹿島出版会
4-306-03268-X
8700+税

An Introduction to seismology, earthquakes, and earth structure
S. Stein and M. Wysession
Blackwell publishing
0-86542-078-5

地震学 第3版
宇津徳治
共立出版
4-320-04637-4
5000+税

Quantitative Seismology (1980)
K. Aki and P. G. Richards
W.H.Freeman and Company

Quantitative Seismology Second Edition (2002)
K. Aki and P. G. Richards

地震学 定量的アプローチ
上西幸司・他 訳
古今書院
16000+税

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