9月5日23時57分の地震の、震源から大阪盆地への波形の変化を調べました。
K-NET, KiK-net,CEORKA,F-net強震計の記録を震央距離によって並べました. 観測点は以下の図に示されます


波形は左がradial成分、右がtransverse成分を示します.波形は20秒から5秒までのバンドパス フィルターをかけた速度波形です.震源が陸から遠いため,最短の観測点でも 震源からは150kmほど 離れています.長周期の地震波がほとんど減衰せずに伝わり,大阪堆積盆地構 造で強烈に増幅されていることがわかります(盆地内観測点:FKS、OSKH02)



この図には 防災科研 (K-NET, KiK-net、F-net), 関西地震観測研究協議会(CEORKA) の記録を使わせていただきました。

(岩田知孝)




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