2007年4月26日の雑誌会
Report of Zassikai on April 26, 2007

日 時:2007年4月26日(木)10:30 - 12:30
[DATE: April 26, 2007 (Thu.) 10:30 - 12:30]

場 所:防災研究所D1219室(巨大災害研究センター会議室(本館新棟2階))
[PLACE: Room #D1219, DPRI]

雑誌紹介

Reporter: 浅野 公之 [Kimiyuki ASANO]
Title: Chavez-Garcia, F.J., T. Dominguez, M. Rodriguez, and F. Perez (2007)
Site Effects in a Volcanic Environment: A Comparison between HVSR and Array Techniques at Colima, Mexico, Bull. Seism. Soc. Am., 97(2), 591-604.
Summary: この論文では,Colima cityでのサイト特性によるマイクロゾネーションを行う ため,1)単点微動観測によるH/Vスペクトル比法,2)微動アレイ観測による SPAC法及び屈折法微動探査(ReMi法)の3種類の方法で,サイト特性(ここでは 卓越周期)の空間分布を調べた. その結果,H/Vの卓越周期がはっきりしないことが多く,H/VはColima cityの表 層地盤によるサイト増幅特性を調べる目的には必ずしも有用でないことが明らか になった.アレイ観測に関しては,SPAC法とReMi法によってそれぞれ得られた分 散曲線はよく一致した.得られた分散曲線をインバージョンすることにより,表 層の速度構造モデルが得られた.速度構造モデルから伝達関数を計算した結果に よる増幅率は,地震記録の堆積地盤/岩盤のスペクトル比とよくあっているとさ れた.

Return