Reporter: | 山口 慎司[Shinji YAMAGUCHI] |
Title: |
Erik L. Olson, Richard M. Allen (2005), The deterministic nature of earthquake rupture, nature, Vol 438, 212-215 |
Summary: |
準備中 |
Reporter: | 岩田 知孝[Tomotaka IWATA] |
Title: |
Baoping Shi and J. N. Brune(2005), Characteristics of Near-Fault Ground Motions by Dynamic Thrust Faulting: Two-Dimensional Lattice Particle Approaches, Bull. Seism. Soc. Am., 95(6),2525-2533 |
Summary: |
1952Kern County地震(M7.7)の時に活動したと考えられるWhite Wolf faultの震源
域ではPrecarious rock (不安定な岩)が分布しており,その分布からは下盤側と上盤
側で断層を境に非対称な地震動分布であったと考えられる.この逆断層地震の地表地
震断層付近の震動分布を説明することは地震ハザードを考える上に重要で,ここで
は,lattice particle model (Discrete ElementMethodのひとつ)によって逆断層の
動的破壊過程をモデル化し,上盤側と下盤側の地震動の違いと,地表に堆積層が乗っ
ている場合,地表を切る断層切らない断層の場合についての比較を行い,震動の強さ
や震動特性の違いについて調べることを行っている. 地表が切れる切れないによって断層近傍(ここのモデルでは1−2km以内)の地 震動は非常に違うことと,また上盤側と下盤側での顕著な違いを定性的には説明でき ている. 地表が切れる場合に大速度で時定数の長い地震動が1999年台湾集集地震では観測さ れているが,本研究にも,卓越周期の違いがあるかどうかの観点での説明があるとよ いように感じる.地表地震動図からはその傾向もあるように見えるが,明らかではな い. |