当分野の関係する研究プロジェクト

現在進行中のもの

文部科学省受託研究 奈良盆地東縁断層帯における重点的な調査観測 (2019-2021)

研究代表機関: 京都大学防災研究所(研究代表者:岩田知孝)

奈良盆地東縁断層帯に関する重点的調査観測として、令和元(2019)年度から3カ年にわたり、同志社大学理工学部及び国立研究開発法人産業技術総合研究所と協力して、1) 活断層の活動区間を正確に把握するための詳細位置・形状等の調査及び断層活動履歴や平均変位速度の解明のための調査研究、2) 断層帯周辺の地殻活動の現状把握の高度化に関する調査研究、3) 断層帯周辺における強震動予測の高度化に関する研究、4)地域連携・地域の内在ハザード情報共有の4つのサブテーマについての調査観測、研究を進めています。

当分野では、サブテーマ3「断層帯周辺における強震動予測の高度化に関する研究」として、断層帯周辺域の地下構造の調査、浅部・深部地盤構造モデルの高度化及び強震動予測に関係する項目を担当し、国立研究開発法人産業技術総合研究所、京都大学複合原子力科学研究所、福井大学、鳥取大学の研究者と協力して研究を進めています。また、サブテーマ4「地域連携・地域の内在ハザード情報共有」として、各サブテーマ連携のもと、自治体やライフライン事業者の関係者とともに地域勉強会を開催しています。

[奈良盆地東縁断層帯における重点的な調査観測 成果報告書(地震調査研究推進本部のサイトへのリンク)]

文部科学省受託研究 日本海地震・津波調査プロジェクト (2013-2020)

研究代表機関: 東京大学地震研究所

当分野ではサブテーマ3-2「強震動予測」の担当として、サブテーマ2で構築された日本海沿岸地域の断層形状モデルにもとづいて、強震動予測のための震源断層モデルに必要なパラメータを検討し、震源モデルの特性化を行っています。また、微動観測などを実施して、対象地域の地下速度構造モデルの高度化を進めています。これらの情報を組み合わせて、対象断層帯が活動した場合の強震動予測を行い、地震動分布の特徴を調べています。主に微動アレイ探査を用いて、平成25(2013)年度は加賀平野南部及び邑知潟平野、平成26~27(2014~2015)年度は富山平野、平成28(2016)年度は山陰地方西部、平成29(2017)年度は函館平野、平成30~令和元(2018~2019)年度は津軽平野における地下速度構造の調査を実施しました。

[日本海地震・津波調査プロジェクトWEBサイト]

災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画の推進について(第2次) (2019-2023)

研究代表機関: 東京大学地震研究所

当分野では、建議の項目「3 地震・火山噴火の災害誘因予測のための研究 (1) 地震・火山噴火の災害誘因の事前評価手法の高度化 ア. 強震動の事前評価手法」に関係し、断層破壊過程と極大強震動生成に関する研究に関する研究を進めています。

[東京大学地震研究所地震・火山噴火予知協議会WEBサイト]

科学研究費助成事業など

この他に各教員が研究代表者や分担者となっている科学研究費助成事業(科研費)による研究や防災研究所拠点研究による研究なども実施しています。

終了したもの

文部科学省受託研究 南海トラフ広域地震防災研究プロジェクト (2013-2019)

研究代表機関: 国立研究開発法人海洋研究開発機構

当分野では、サブプロジェクト2-2「震源モデル構築・シナリオ研究」に参画し、強震動予測のための巨大地震震源モデルの構築と主として西南日本の地盤・地殻速度構造モデルの高度化に関する研究を進めています。

[南海トラフ広域地震防災研究プロジェクトWEBサイト]

文部科学省受託研究 平成28年熊本地震を踏まえた総合的な活断層調査 (2016-2018)

研究代表機関: 九州大学大学院理学研究院

平成28年熊本地震の特徴や上述の課題を踏まえて、布田川断層帯および日奈久断層帯の基本情報の高度化と強震動予測の高精度化を達成することを目標に、九州大学を中心として、国立研究開発法人産業技術総合研究所、鹿児島大学、京都大学防災研究所、熊本大学が連携して、総合的な活断層調査を実施しています。

当分野では、サブテーマ3「断層帯周辺における強震動予測の高度化のための研究」として、断層帯周辺域の地下速度構造の調査、速度構造モデルの改良及び強震動予測に関係する項目を担当し、東京工業大学、東京大学、九州大学、高知大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所、国立研究開発法人防災科学技術研究所、公益財団法人鉄道総合技術研究所の研究者と共同で研究を進めています。

[平成28年熊本地震を踏まえた総合的な活断層調査 成果報告書(地震調査研究推進本部のサイトへのリンク)]

日本学術振興会 二国間交流事業(インドとの共同研究) (2016-2017)

研究代表者: 浅野公之

インド国立地球物理学研究所の研究者との共同研究で「地震学的データ・情報を統合したカッチ盆地における地震動シミュレーション研究」 を実施しました。

[二国間交流事業 平成28年度採用 共同研究報告書 (日本学術振興会のサイトへのリンク)]

文部科学省受託研究 中央構造線断層帯(金剛山地東縁-和泉山脈南縁)における重点的な調査観測 (2013-2015)

研究代表機関: 京都大学防災研究所 (研究代表者:岩田知孝)

中央構造線断層帯(金剛山地東縁-和泉山脈南縁)に関する重点的調査観測として平成25(2013)年度から3カ年にわたり、京都大学大学院理学研究科及び京都大学原子炉実験所と共同で、1) 活断層の活動区間を正確に把握するための詳細位置・形状等の調査及び断層活動履歴や平均変位速度の解明のための調査観測、2) 断層帯の三次元的形状・断層帯周辺の地殻構造解明のための調査観測、3) 断層帯周辺における強震動予測の高度化のための研究、の3つのサブテーマについての調査観測、研究を進めています。

当分野では主に、断層帯の三次元的形状・断層帯周辺の地殻構造解明のための調査観測を担当し、和歌山県の中央構造線断層帯周辺地域における反射法地震探査や大深度ボーリング調査などを実施しています。 また、原子炉実験所がサブテーマ代表を務めている断層帯周辺における強震動予測の高度化のための研究に関する研究に参画しています。

[中央構造線断層帯(金剛山地東縁-和泉山脈南縁)における重点的な調査観測 成果報告書(地震調査研究推進本部のサイトへのリンク)]

文部科学省受託研究 上町断層帯における重点的な調査観測 (2010-2012)

研究代表機関: 京都大学防災研究所 (研究代表者:岩田知孝)

上町断層帯に関する重点的調査観測として平成22(2010)年度から3カ年にわたり、1) 活断層の活動区間を正確に把握するための詳細位置・形状等の調査、2) 断層帯の三次元的形状・ 断層帯周辺の地殻構造解明のための調査観測、3) 断層活動履歴や平均変位速度の解明のための調査観測、4)断層帯周辺における強震動予測の高度化のための研究、の4つのサブテ ーマについての調査観測、研究を進めました。

当分野では主に、断層帯の三次元的形状・断層帯周辺の地殻構造解明のための調査観測及び断層帯周辺における強震動予測の高度化のための研究に関する研究を担当しました。

[上町断層帯における重点的な調査観測 成果報告書(地震調査研究推進本部のサイトへのリンク)]

文部科学省受託研究 ひずみ集中帯の重点的調査観測・研究 (2008-2012)

研究代表機関: 独立行政法人防災科学技術研究所

当分野ではサブテーマ5-2「震源断層モデル化手法の高度化」の担当として、ひずみ集中帯で発生した地震の震源モデルを収集するとともに、強震記録から応力降下量等の震源パラメータを推定し、内陸地殻内地震との対比によって特徴を整理することにより、ひずみ集中帯における強震動予測のための震源モデルの高度化に関する調査研究を進めました。

[ひずみ集中帯の重点的調査観測・研究プロジェクトWEBサイト]

文部科学省受託研究 首都直下地震防災・減災特別プロジェクト (2007-2011) サブプロ1:首都圏周辺でのプレート構造調査,震源断層モデル等の構築等

研究代表機関: 東京大学地震研究所

当分野ではサブテーマ4-2「震源断層モデルの高度化に関する調査研究」の担当として、主としてスラブ内地震を対象に、広帯域強震動生成に関係するすべり分布や応力降下量、破壊様式といった震源断層のパラメータの把握とその地域性・深さ依存性についての分析を行いました。スラブ内地震の震源パラメータのスケーリングを調べ、スラブ内地震の強震動予測のための震源断層モデル構築手法を提案しました。

[首都直下地震防災・減災特別プロジェクトWEBサイト]

文部科学省受託研究 大都市大震災軽減化特別プロジェクト (2002-2006) Ⅰ 地震動(強い揺れ)の予測「大都市圏地殻構造調査研究」

研究代表機関: 東京大学地震研究所

[大都市大震災軽減化特別プロジェクトWEBサイト]

文部科学省科学技術振興調整費「地震災害軽減のための強震動予測マスターモデルに関する研究」(2000-2004)

研究代表機関: 京都大学防災研究所 (研究代表者:入倉孝次郎)

[プロジェクトWEBサイト]

科学研究費補助金(特定領域B)「都市地震災害軽減のための日米共同研究」(1999-2003)

[プロジェクトWEBサイト]