2008年12月25日の雑誌会
Report of Zassikai on December 25, 2008

日 時:2008年12月25日(木)10:30 - 12:30
[DATE: December 25, 2008 (Thu.) 10:30 - 12:30]

場 所:防災研究所E326D室(新棟東3階セミナー室)
[PLACE: Room #E326D, DPRI]

雑誌紹介

Reporter: 染井 一寛 [Kazuhiro SOMEI]
Title: Adrien Oth, Friedemann Wenzel, and Mircea Radulian (2007)
Source parameters of intermediate-depth Vrancea (Romania) earthquakes from empirical Green's functions modeling
Tectonophysics 438 (2007) 33-56
Summary: この論文は,経験的グリーン関数法[Irikura, 1986, 1999]を用いて,Vrancea (Romania)で発生した稍深発地震による強震動の特徴を説明するような震源の モデル化を行い,強震動生成域(SMGA)について評価したものである.スペクト ル比法[e.g. Miyake et al., 2003]を用いて,コーナー周波数,地震モーメン ト比を求め,波形記録を用いたインバージョンを行った.ただし,波形記録の乏 しい地震については,MSK震度分布を用いてインバージョンを行った.また,グ リーン関数とする地震には本震近傍で発生し,メカニズム解のよく似た地震を採 用した.3つの稍深発地震を対象として解析を行い,それぞれについて,SMGAの 大きさ,応力降下量,すべり量,粒子速度,破壊開始点との相対的な位置関係が 得られた.求まったSMGAはいずれも比較的小さいサイズとなった.大きい応力降 下量,粒子速度を持ち,地殻内地震の結果とは大いに異なるものである.した がって,非常に効率的に高周波数の地震波を生成,放射する.このことは,この 地域での強震動予測の観点からも重要な見識であると言える.

Reporter: 川方 裕則 [Hironori KAWAKATA]
Title: Sellers, J., Kataka, M.O., and Linzer, L.M. (2003)
Source parameters of acoustic emission events and scaling with mining-induced seismicity.
J. Geophys. Res., 108(B9), doi:10.1029/2001JB000670.
Summary:

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