2004年7月22日の雑誌会
Report of Zassikai on July 22, 2004

日 時:2004年07月22日(木)13:30 - 14:50
[DATE: July 22, 2004 (Thu.) 13:30 - 14:50]

場 所:理学部4号館 地下共同会議室
[PLACE: Main Campus]

修士論文中間発表会

Reporter: 服部 泰久
京都大学大学院理学研究科地球物理学教室活構造学講座
Title: 伊那谷断層帯南部の地形と地質
Summary: 省略

Reporter: 鈴木 亘
京都大学防災研究所地震災害研究部門強震動地震学分野
Title: 経験的グーリン関数法を用いた2003年十勝沖地震余震群の震源モデルの推定
Summary:

内陸地殻内地震について、波形インバージョンにより得られるすべり の大きいアスペリティ領域と経験的グリーン関数法を用いた広帯域強震 動シミュレーションにより推定される強震動生成領域が対応しており、 その面積と地震規模に応力降下量一定を示す自己相似の関係が成り立っ ていることが示されてきている。プレート境界地震についてこの関係を 調べるために、2003年十勝沖地震のマグニチュード6クラスの5つの地震 について強震動生成領域の面積、ライズタイム、破壊伝播方向の推定を 行っている。

合成波形の評価関数として、三宅・他(1999)で提案されている加速度 エンベロープと変位波形の残差の和を用いてきた。これまでの結果とと もに地震波の周期毎の特性を考慮した評価関数を用いる方法(例えばJi et al. (2002)のウェーブレット係数を用いた手法)についての現状も報 告する。


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